Cursorのエージェントはどこで動かす?ローカル・worktree・クラウドの使い分けを整理した
👀 結論から
Cursor 3 の Agents Window を使い始めて一番迷ったのが、**「このタスクはどこで動かすのが正解なのか」**でした。
ローカル・worktree・クラウド・リモートSSHと選択肢があるのですが、最初は全部ローカルで動かしていて、作業ツリーが汚れて自分が混乱するという事故を何度かやりました(´・ω・`)
しばらく運用して、今は「自分が待つ作業はローカル、待たない作業はクラウド、並行させたい作業は worktree」という整理に落ち着いています。
その考え方を、実際に使ってみた感触とあわせて書いておきます。
🧭 選べる実行環境は4種類
Agents Window では、エージェントの実行場所をタスクごとに選べます。
| 実行環境 | 特徴 | 向いている作業 |
|---|---|---|
| ローカル | 今の作業ツリーでそのまま動く | すぐ結果を見たい小さな修正 |
| worktree | 隔離された Git チェックアウトで動く | 並行して進めたい別ブランチの作業 |
| クラウド | 独立したVM上で動く | 時間のかかる作業・席を離れる時間 |
| リモートSSH | 接続先の環境で動く | ローカルに再現しづらい環境での作業 |
ポイントは、ローカルとクラウドを途中で行き来できることです。
クラウドで長めのタスクを走らせておいて、結果が出てからローカルで細かく詰める、という流れが普通に作れます。
🔀 worktree が必要になるのはこういうとき
worktree は、隔離された Git チェックアウトの中でエージェントを動かす方式です。
各タスクが独立したファイルと変更を持つので、メインの作業コピーが汚れません。
私がこれを常用するようになったのは、「レビュー待ちのブランチ」と「今書いているブランチ」を行き来する場面でした。
以前は、エージェントに調査を頼んでいる間に自分が別の作業を始めると、同じ作業ツリーの上で変更がぶつかって、どちらの変更か分からなくなることがあったんですよね。
worktree にしてからは、エージェントの作業と自分の作業が物理的に別フォルダになるので、この手の混乱がまるごと消えました。
Codex CLI 側にも同じ発想の worktree が入っていて、「並行作業はセッションごとに隔離する」というのが各ツール共通の答えになりつつある気がします🤔
🚀 クラウドに投げる判断基準
クラウドエージェントは、独立したVM上で動くので、ローカルのマシンを占有しません。
私の判断基準はシンプルで、**「結果が出るまで自分が待つかどうか」**だけです。
- 待つ → ローカル(すぐ確認して次に進みたい)
- 待たない → クラウド(席を立つ、別の作業をする)
/in-cloud でクラウドのサブエージェントにタスクを引き継げますし、PRを /autopilot に置いておく使い方もできます。
参考までに、Cursor 社内でマージされたPRのうちクラウドエージェント由来のものは、2025年12月の10%から2026年7月末には56%まで伸びたと公表されていました。
もちろん社内の数字なのでそのまま真似できるものではないですが、「開発の主戦場がローカルの外に移りつつある」流れ自体は本物だと感じています。
🎯 /multitask を使うかどうかの目安
Cursor 3.2 以降、Agents Window では /multitask が使えます。
複数のタスクを一気に並列で走らせる機能なのですが、噛み合うのは条件が揃ったときだけでした。
公式でも「タスクが互いに独立している場合に、3件以上あるか、キューに溜まっているときに効果的」という整理がされています。
私も最初は2件くらいでも並列にしていたのですが、結局こちらが両方のレビューをする必要があるので、そこまで速くなりませんでした。
待ち時間を減らすというより、自分が確認する順番を作る機能だと考えたほうが期待値が合うと思います。
逆に、依存関係のあるタスクを並列にすると、あとで統合するときに手戻りが発生するので、そこは素直に順番に進めたほうが速いです(・_・;)
🧹 終わった worktree の片づけ方
worktree でエージェントを並行して動かしていると、使い終わった作業場所とブランチがどんどん溜まっていきます(・_・;)
私は週に1回、このコマンドで片づけています。
# 今ある worktree を一覧で確認
git worktree list
# 使い終わった worktree を消す
git worktree remove <worktree のパス>
# フォルダを手で消してしまった worktree の記録を掃除する
git worktree prune
# マージ済みのブランチを確認してから消す
git branch --merged main
git branch -d <ブランチ名>
git worktree prune は、Finder などでフォルダを直接消してしまったときに残る「記録だけ」を掃除してくれます👀
worktree は依存パッケージのぶんディスクを使うので、放っておくとかなりの容量を取ります。
「マージしたら worktree とブランチを消す」までを1セットにすると、作業場所が散らからずに済みますよ✨
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🙌 まとめ
Cursor のエージェント実行環境は、タスクの性質で選ぶのが正解でした。
- ローカル: 自分が待つ小さな作業
- worktree: 並行して進めたい作業(作業ツリーを汚さない)
- クラウド: 待たない作業。
/in-cloudや/autopilotで引き継げる - リモートSSH: ローカルに再現しづらい環境での作業
/multitaskは独立したタスクが3件以上溜まってから
「どこで動かすか」を決めるだけで、作業の混乱がかなり減ります。
全部ローカルで動かしていて詰まっている人は、まず worktree から試してみるのがおすすめです🙌
※ コマンド名や提供範囲は今後も変わる可能性があります。最新情報は Cursor 公式ドキュメント をご確認ください👀