CodexにGPT-6.1 Terraが来たのでモデルを4段に!Solの半額で回す作業と回さない作業
🙌 結論から
CodexのモデルをLuna・Terra・Sol・Astraの4段にしました。「直す場所が分かっている修正」と「渡した資料からの文章づくり」はTerraに回します。
GPT-6.1 Terraは、OpenAIが10月26日(米国時間)に出した新しいモデルです。
APIの料金はGPT-6.1 Solのちょうど半額で、入力が100万トークンあたり$1、出力が$5💡
正直、Sol・Luna・Astraの3本でやっと落ち着いたところだったので「また増えるの・・・?」と思いました(・_・;)
ただ、SolとLunaの間がぽっかり空いていたのも事実なんですよね。
Lunaに任せるには不安、でもSolを回すほどでもない、という作業がけっこうあったので、そこにTerraを置くことにしました🙌
もう当たり前感あるけど、モデルが増えるたびに振り分けを考え直すのも、Codexを使う上での仕事のうちかも笑
👀 TerraはSolの半額で動く中間のモデル
まず、Codexで選べる4つを公式の料金ページの値で並べます(入力が272Kトークン以下のときの標準料金)。
| モデル | 入力 | キャッシュ済み入力 | 出力 | 公式の位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| GPT-6 Luna | $0.10 | $0.01 | $0.50 | 答えの形が決まった大量の作業 |
| GPT-6.1 Terra | $1.00 | $0.05 | $5.00 | 文章・画像の読み取り・画面操作 |
| GPT-6.1 Sol | $2.00 | $0.10 | $10.00 | 繰り返す長い作業をAstraより安く |
| GPT-6 Astra | $10.00 | $1.00 | $50.00 | 一番難しい作業 |
※ どれも100万トークンあたりの料金です。
TerraはLunaの10倍、Solの半分という、ちょうど真ん中の値段です。
OpenAIの発表を伝えたBleepingComputerの記事によると、前のGPT-5.6 Terraより、低いreasoning effortでのエラー率が53.6%から16.7%に下がったそうです。
ターミナル操作のベンチマーク(Terminal-Bench 4.0)も、最大effortで21.5%から50.3%に上がっています!
一方でOpenAI自身も、一番複雑なコーディングにはSolかAstraを勧めているとのこと。
ここは素直に「Solの代わり」ではなく「Solの手前」と受け取るのがよさそうです👀
使えるのはPlus・Pro・Business・Enterprise・Eduで、場所はCodexとChatGPT Work。
APIのモデル名は gpt-6.1-terra です🙌
🔧 私のCodexの設定
ここはそのまま真似できる形で書いておきます(`・ω・´)
1. CLIのバージョンを確認する
公式のモデルの案内では、Terraを使うにはCodex CLI 0.159.0以降が必要です。
ただ、同梱のモデル一覧にTerraが入ったのは10月27日の 0.165.0 から。
10月29日の 0.166.0 では、Vertex AIとAmazon Bedrockのモデル一覧にも追加されています👀
/model の一覧から選びたいなら、0.165.0以降に上げておくのが確実です✅
codex --version
2. config.tomlの既定はSolのまま、Terraはプロファイルで呼ぶ
既定のモデルを丸ごとTerraに変える、というのはやめました!
判断が要る作業まで気づかずTerraで走らせるのが一番こわいので・・・!
~/.codex/config.toml はこうしています。
model = "gpt-6.1-sol"
model_reasoning_effort = "medium"
[profiles.terra]
model = "gpt-6.1-terra"
model_reasoning_effort = "medium"
[profiles.luna]
model = "gpt-6-luna"
model_reasoning_effort = "high"
Lunaだけeffortを high にしているのは、公式の案内で「Lunaはhighから始める」と書かれていたからです。
Terraを使いたいときは、起動時にプロファイルを指定するだけ(^o^)/
codex -p terra
単発で投げるときは -m で直接指定しています👍
codex exec -m gpt-6.1-terra "この差分のコメントと変数名の誤字だけ直して。ロジックは変えない"
3. 対話の途中で迷ったら /model
0.165.0から、対応しているモデルでは会話の途中でreasoning effortを変えるのが既定でオンになりました。
Terraで始めて「思ったより込み入ってるな」と感じたら、/model でeffortを上げるか、Solに切り替えればOKです(^^)
🤔 Chatに出てこないのは仕様でした
Terraを探して、最初に戸惑いやすいのがここです。
ChatGPTのいつもの画面でモデルを探しても、Terraが見当たりません。
公式のchangelogを見たら、TerraはChatGPT WorkとCodex向けで、通常のChatでは使えないと書いてありました(´・ω・`)
デスクトップアプリでは、入力欄の下のコントロールから「Advanced」を開くと、モデルの一覧にTerraが出てきます。
Workならブラウザ版とスマホでも選べるとのこと✨
ほかにも出てこない条件があるので、まとめておきます。
- FreeとGoのプランは対象外
- 会社のワークスペースは、管理者の設定や席の種類によって出ないことがある
- APIで使う場合は、ChatGPTの契約とは別にAPIの組織・プロジェクト側の権限が要る
会社のアカウントで見当たらないときは、自分の設定を疑う前に管理者に聞いた方が早いと思います👍
💡 Terraに回す作業・回さない作業
公式の案内では、Terraは「渡した資料からの簡潔な文章」「アプリの画面上の作業」「場所が絞れたコードの修正」が得意、という位置づけです。
それを自分の作業に当てはめると、こうなりました😊
| 作業 | 前 | 今 |
|---|---|---|
| PRの説明文・リリースノートの下書き | Sol | Terra |
| スクショやグラフを読ませて要点を出す | Sol | Terra |
| 直す場所が分かっている小さなバグ修正 | Sol | Terra |
| 複数ファイルにまたがる実装・原因調査 | Sol | Sol(変更なし) |
| 設計の判断・原因の見当がつかない不具合 | Astra | Astra(変更なし) |
| ログ要約・一覧化・定型の書き換え | Luna | Luna(変更なし) |
基準はシンプルで、「どこを直すか」を私が言えるならTerra、言えないならSolです。
Lunaとの境目は、前と同じく「正解の形を先に言えるか」で分けています!
速さについては、SmartScopeの検証が参考になりました。
Pythonの小さなスクリプトのバグ3つをCodex CLI 0.164.0で直させたところ、Terraが20.6秒と19.9秒、Solが26.9秒と32.6秒だったそうです。
ただ、これは小さなスクリプトでの2回ずつの結果で、大きなリポジトリや設計が絡む作業での話ではない、と本人も書いています(・_・;)
なので私も「小さい修正ならTerraで十分そう」くらいの受け取り方にしています( .. )
🔥 272Kトークンを超えると割安さが薄れる
これは料金ページを読んでいて気づいた、意外と大事なポイントです🤔
OpenAIのAPIは、1回のリクエストの入力が272Kトークンを超えると、そのリクエストの全トークンが長いコンテキスト用の料金になります。
TerraとSolの長いコンテキストの料金を並べると、こうです。
| モデル | 入力(272K以下) | 入力(272K超) | 出力(272K以下) | 出力(272K超) |
|---|---|---|---|---|
| GPT-6.1 Terra | $1.00 | $2.00 | $5.00 | $7.50 |
| GPT-6.1 Sol | $2.00 | $4.00 | $10.00 | $15.00 |
Terraでも272Kを超えた瞬間に、入力の単価がSolの通常料金と同じ$2になるんですよね・・・!
リポジトリを丸ごと読ませるような作業をTerraに回しても、思ったほど安くならないことがあります(´;ω;`)
Terraに回すなら「渡す範囲を絞れる作業」とセットで考えるのがコツだと思います。
APIで直接使う人ほど、ここは頭の片隅に置いておくといいかもです💡
🔗 関連記事と使い分け
- CodexでGPT-6 SolとLunaを使い分け始めた話:SolとLunaの2本立てを始めたときの記事です。Lunaに回す作業の基準はここから変えていません
- CodexをGPT-6.1 Solに上げた話:既定を6.1 Solに上げた手順とAGENTS.mdの見直しはこちら。今回はその間にTerraを足した続きです
- GPT-6 Astraを数日使ってみた正直な感想:一番上のAstraをどんな作業に使うかはこちらに書いています
- Codex CLI 0.163.0で返答中に口出しOKに!:/configと/keymapの設定はこちら。今回の0.165.0のeffort切り替えとあわせると、対話中の調整がかなり楽になります
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🎉 まとめ
GPT-6.1 Terraは、Solの半額で「場所が分かっている作業」を任せられる、ちょうど欲しかった中間のモデルでした。
既定はSolのままにして、Terraはプロファイルで呼ぶ形にしておくと、うっかり判断が要る作業を任せる事故も防げます✅
満足している前提ですが、通常のChatで選べないのと、272Kトークンを超えると割安さが薄れる点だけは覚えておきたいところです(^^)
Codexをメインで使っている人は、まず codex -p terra で小さな修正を1つ投げてみてください🙌
※ バージョン番号・提供範囲・料金は今後も変わる可能性があります。最新情報は Codex の公式ドキュメント と OpenAI の料金ページ をご確認ください👀